レンゲソウが咲き出しました

今月末に行われるれんげつみの下見に行ってきました。

4月上旬の頃はゴールデンウィーク前にできるかどうか、というような状況でしたが、本日見てきた状態だと問題ないと思われます。

ご覧のようにレンゲソウが畑一面に咲き始めた様子が見られます。

この様子だとゴールデンウィーク前ぐらいが花のピークになるのではないかと思われます。しかしながら、週間天気予報によると来週始めは天気が崩れるようです。雨が降り続き、畑が水浸しにならないことを祈るばかりです。

 

すべり台を新しくしました!

報告が遅くなりましたが、昨年度末に、長年、子ども達の人気遊具であったすべり台を新しくしました。以前のものは鉄製であったため、何度もペンキを塗り替えていましたが、劣化が激しくなったため、新しいものに変えることにしました。

春休み期間中の工事であったため、預かり保育の子ども達だけでギャラリーは少なかったですが、見守られながら解体が進みました。

重機が園庭に入り、あっという間にすべり台は解体されました。

すべり台が解体され、遊具下に敷いてある人工芝とゴムマットが丁寧に取り除かれ、重機が土を掘り返すと、すべり台を支えていた大きなコンクリートの塊が出てきました。近くで眺めるとかなり深くまで固められていたのがわかります。これが子ども達の安全を支えてくれていたのかと思うと、感慨深いものがあります。
新しいすべり台は大きさの関係から、従来の場所から少し移動をして設置しました。基礎をかため今度は先ほどとは逆さまの工程をたどり、新しいすべり台が組み立てられていきました。

解体までは早かったのですが、設置には多くの時間がかかりました。

朝早くから作業をされていましたが、終了したのは夕方でした。

丁寧な作業のおかげで、ご覧のように新しいすべり台が完成しました。

新学期が始まった今では、あっという間に子ども達の人気の遊具になりました。

 

今年度最後の耕耘後土遊び

少し時間が経ちましたが、今年度最後の耕耘後土遊びを行いました。

最初の予定日に降った強雨のため、延期を重ねましたが、漸く実施することができました。子ども達がとても楽しみにしている園行事の一つなので、最後に実施することができてホッとしています。

さて、年長児にとっては、本当の意味での最後なので、子ども達からは喜びが伝わってきました。カラカラに乾いているわけではなく、少し水分を含んでいる感じでしたが、子ども達にとっては、それが楽しみの一つにもなっていました。今までとは異なる土の状態によって子ども達の遊びにも変化が見られました。乾いている状態なら、相撲をしたり、走り回ったりという動的な遊びが多く見られますが、今回はそれらの遊びと共に大きな土の山を作るという活動も見られました。しかしながら、学年が上がるにつれて、遊び方がダイナミックになっていきます。保育ボランティアに来ていた学生も学年の違いによる遊びの変化に驚いていました。この遊びを見ていると、幼児という段階でひとくくりにする難しさを感じます。やはり発達を捉えた上での保育の重要性を改めて感じた次第です。

来年度も引き続き、耕耘後土遊びを行います。子ども達と共に私たちもドロドロになって楽しみたいと思います。

 

植物園に行ってきました!

先日、大阪公立大学附属植物園に行ってきました!

今年度初めての試みです。

年間を通して子ども達はやまなみ自然活動プログラムによって、さまざまな自然と触れ合う機会を持ってきました。

そこで、少しは自然という存在に対して、興味や関心をもってくれているのではないかと考え、植物園に行くように計画してみました。

団体で行くにはいろいろと打ち合わせなどが必要で、事務的手続きに少々時間がかかりましたが、無事、やまなみ自然活動プログラムの一つとして実施することができました。

植物園はとても広いため、年少中はクラス単位で移動しました。しかし、学年によってルートや時間を変え、子ども達への投げかけも変えてみました。反省会での担任の先生の発言からは、年間を通して自然に触れてきたことによるたくさんの子ども達の気付きが報告されました。

年中児では、長い距離を歩いたため、四分の一ぐらいの子ども達からは、「足がだるい」というような声がきかれましたが、半分ぐらいの子ども達からは、「もっと見たい」という積極的な声を聞くことができました。

年長児では、地図を使って、オリエンテーリングを行いました。詳しくはインスタに挙げていますが、クイズを出題し、みんなで楽しむ姿が見られました。小学校への移行の時期なので、みんなで一つの課題に向かって協力するということを大事にして、保育のねらいを設定しました。守らなければならないルールとして、“走らない”というものを子ども達に提示し、カメラマンを入れると大人3人態勢で、クラスごとに回りました。オリエンテーリングの前にはクラスで作戦会議を行い、どのようなルートで回ると多くのポイントを回れるのか等を話し合い、実施しました。各ポイントには園にまつわるクイズが出題されています。そこではみんなで意見を出し合い、解答用紙に記入します。

保育のねらい通り、クラスの中にゆっくりと歩く子がいても、みんなでその子が追い付くまで待つ、という姿勢が見られ、協力し合う姿がたくさん見られました。実は、各ポイントでクイズを出すのは、ポイントで留まるようにするためでした。結果として、みんながルールを守り、楽しくオリエンテーリングができました。

今回の植物園は子ども達には新奇に映ったようで、おそらく子ども達の心にも思い出として残ってくれるのではないかと思います。

子どもの見方を少し変えてみませんか?

子どもを褒める際に「短所や欠点に対して寛容になりましょう」と言われることがあります。例えば、A君がすごく勉強のできる子どもであったとすると、多くの大人は、「勉強ができてすごいね。また100点取ったの」などのように言って褒めます。一方で、テストで悪い点を取った場合には、「もっと勉強しなさい。いつもこんな点ばかりとってどうしようもない子ね」などと言ってしまいます。しかし、「短所や欠点に寛容になる」とは、後者のような場合、「(勉強はあまりできないかもしれないけど、)運動が良くできるよね」などと、その子の「良さ」をみつけて褒めることを指します。このような褒め方をすると、「私は勉強ができないけれども、私には良いところがある。勉強ができなくても大丈夫」などと子どもが感じ、前向きにそして肯定的に物事をとらえることができるようになります。人は誰にでも長所と短所を持ち合わせています。短所をどう評価するかで、受け手の印象はかなり変わるものです。親は子どもの短所に目が行きがちですが、それを逆手にとって、短所だけを口にして指摘するのではなく、長所を同時に見つけて褒めるということを心掛けるようにしてみてください。そうすることで、子ども達の自己肯定感はきっと育っていくでしょう。

里山に遊びに行きました!

昨年度より実施している、里山での落葉拾い・自然観察に行ってきました。この活動は、今年最後のやまなみ自然活動プログラムで、交野の里山を丸一日、貸切って行っています。

当園よりも少し山手にあるだけで、気温が違います。少し肌寒いかも?と準備で到着した時には思いましたが、寒いのは安全を見守る役目の僕たちフリー教員だけで、子ども達は、色々な遊びを見つけて、遊びまわり、寒さなんてなんのその、というような感じで楽しんでくれました。

さて、この里山での自然観察では、自然に触れ、散策するだけではありません。自然物を使った造形あそびができるように、さまざまな用具を園から運んでいきました。

保育者からの誘いもあり、造形遊びの周りには子ども達がわんさかと集まってきました。しかし、遊びを観察していると、学年によって人気のある遊びが異なります。学年が低いほど、自然物を見つけては袋に入れ、歩き回る姿が中心でしたが、学年が上がってくると造形物を何かに見立てて集めたり、色や形をたよりに自然物を集める姿がありました。

栗の木も里山にはたくさんあり、イガを集める子どももいました。イガを持って帰る子どももいますが、これは自分が関心を持ち、思いをもって持ち帰ったものなので、保護者のみなさん、どうぞ温かい目でお願いします。

あっという間の一日で、「もっとしたい~」という声が子ども達から多く聞こえてきましたが、帰宅する時間があるため、園に帰らなければなりません。十分な時間ではなかったかもしれませんが、秋の自然に触れることで、色々な驚きや気付きがあり、自分なりの楽しみを見つけられた一日になったのではないかと思います。

年中児の保護者のみなさん、年中児の際には、僕は安全管理のポジションで子ども達を見ていたので、十分な写真が撮れませんでした*1。申し訳ありませんが、年中児の様子は後日、アップされるインスタでお楽しみください。

*1:+_+

秋のやまなみ自然活動プログラム

やまなみ自然活動プログラムが続いていましたが、出張等が続き、十分な時間が確保できず、活動内容をお知らせできままになっていました。少し時間ができたので、まとめてプレイバックしてお知らせします。

まずは、10月末に実施した里芋の葉っぱ遊びです。これは里芋の葉っぱの特性を活かした遊びをするものです。ジョウロで水をかけてもびくともしません。また、葉っぱをさかさまにして帽子に見立てたり、お面にしたりと形状を活かしてさまざまな遊びを行いました。

この活動では同時に、匂いを嗅ぐ体験もしています。農園になっている「ゆず」と「柿」の匂いを嗅ぎました。ゆずは絞った果汁を容器に入れ、みんなで嗅いでみました。大人にとってはとても香しいものですが、子ども達にはとても酸っぱく映ったようで、「すっぱい」「レモンみたい」という声が方々から聞こえてきました。柿は見たことがあっても匂いを嗅いだことのない子どもが多く、初めての柿の匂いに「甘~い」という声が多数聞かれました。物を見たことがあっても匂いだけに集中して捉える機会は多くはないですよね。子ども達には嗅覚を刺激する活動が、とても新鮮に映ったようです。

次は今年から始めた花観察です。秋はコスモスです。コスモスが一番好きだという声は女性、特に中高年の女性からよく聞きます。当園の先生もご多分に漏れず、コスモスの花は大人気でした。みてください。コスモスの花束に囲まれた先生たちを・・・(笑)・・・

コスモスの花はしばらくの間、園に飾られ、園を華やかにしてくれました。コスモスは花瓶にいけると1週間ほどの日持ちでしたが、枯れては新しいものに取り換え、約1か月間、園を明るくしてくれました。花観察では、花のトンネルの中で写真を撮ったり、花の匂いを嗅いだり、コスモスの花でプロペラを作って飛ばしたりもしました。今までとは異なる自然物での遊びは、現代の子どもにとってはとても新鮮に映ったように思います。多くの子どもが嬉々として楽しむ姿に、「やってよかった」と心底思いました。

今年の里芋収穫祭では、同日にコスモス畑を開放しましたが、花畑で写真をとったり、花を摘んだりして楽しんでもらえたようです。来年も同じような花畑を農業法人にお願いすることにしています。来年も楽しみにしておいてください。

11月になって、玉ねぎ植えとコンポストでの肥料作りの最終回を行いました。玉ねぎ植えは、農業法人のお兄さんがきれいにマルチングをして、植えるところに穴をあけてくれていたので、楽々でした。2歳児も上手に植えることができました。来年の6月には丸々と太った玉ねぎになってくれることを祈り、植えた後にみんなで「大きくな~れ」と言っていたのが、繰り返し言い続けると、いつ間にやら、「おいしくな~れ」に変化している様子があり、先生たちの間で笑いが起こりました。お祈りのように植えた玉ねぎが、大きくそしておいしくなってくれればいいですね。

同日には、年中児はコンポストで作った肥料をみんなで見に行きました。コンポストからあふれるぐらいあった草がペシャンコになり、しかも土のように変化している姿に多くの子どもは驚いていました。これらは緑肥と呼ばれるもので、匂いはさほどきつくはありませんが、多少肥料の匂いがします。「くさい、くさい」と言いながらもみんなで肥料を袋詰めしました。全部で30キロの袋が4つでき、これらは園に持って帰って、屋上の花壇やプランターの土肥料として使用しました。

そして、次は今年から始めた大根収穫です。種を蒔いて、大きく育った大根を、収穫しに行きました。昨年度は、ほうれん草をしましたが、昨年のほうれん草は、たまたまうまくいったようで、他所で植えられた農業法人のほうれん草は、うまく育たなかったようです。そのようなことから、今年はほうれん草を大根に変更しました。数か月前に年中長で小さな種を植えましたが、それが、ご覧のように巨大な大根となりました。子ども達もその生長ぶりに驚きを隠せません。「でかい」「でかすぎ~」といった声がこだましました。そして、いざ、収穫となった時には、先生から収穫の仕方を聞いて、自分の力で抜きました。見てください、子ども達の顔を。写真からでも「やったで~」という声が聞こえてきそうです。

今秋は、暑かったり寒かったりと、気温が一定でなかったために、急激に大根が生長しました。そのため、予定よりも早く収穫することにしましたが、急な成長のために、ひょっとしたら、収穫した大根の中に「す」が入っているものがあったかもしれません。「す」とうのは、内部に大きな穴が開き、ドーナツのようになる現象です。概ねこれは、急激な生長による水分不足が原因だと言われ、食するには問題ありません。収穫した大根の中には、先っぽが複数に分かれていたり、ねじれていたりしたものがありました。それらを一定期間、園前に掲示して、皆さんに見てもらえるようにしました。子ども達にもおもしろ大根が好評で、大根の前で、笑い声が多く聞かれました。