耕耘後土遊び

今日は、子ども達が待ちに待った、耕耘後土遊びの日でした。

雨で一度、延期になっているので、子ども達のテンションは朝からとてもハイでした。

この時期は、少し寒いかもしれないと思い、お湯を沸かせるように、アウトドアコンロを2台購入しました。もちろん、土遊びの後に、足を洗えるようにするためです。

 

 

 

準備が整うと、子ども達はふかふかの土の上で、思い思いの遊びを展開していきました。年長児は、相撲をしたり、おっかけっこをしたり、はたまた、たくさんの団子の山をつくったりと、遊びがダイナミックでした。

そうこうしているうちに、年長児では、ふかふか土のかけっこが始まりました。子ども達は、何走したのでしょうか、数えきれないかけっこが終わった後に、今回は、担任の先生3人でのかけっこが始まることになりました。

その時の声援はすごかったです。音が割れるぐらいの声援があがりました。レースの結果、1位は宮内先生、2位は伊藤先生、3位は吉河先生となり、今年の運動会と同じ~というような声も子ども達から聞こえてきました。この時の子ども達の笑顔と笑い声はすごかったです。

 

 

 

 

ダニエル先生も、ドロドロになって、子ども達と遊んでくれました。

 

見てください、この大きな団子。園庭の土ではなかなか作れません。

 

 

ぬかるんだエリアでは、泥の感触の楽しさにはまっている子どももいました。

 

男の子の足が、見えませんね。足がなくなった~と言って、遊んでいました。

 

あれれー、先生の足が消えちゃった~。2歳の子ども達は土で先生の足を隠してしまいました。

 

2学期からは、2歳児のクラスも土遊びに参加しています。

初めての土遊びでは、恐る恐る遊び始めましたが、時間の経過とともに、少しずつ遊びが広がっていきました。しかし、なんといっても、担任のH先生が一番はしゃいでいたように思えます。

 

そして、年少児の遊びが、1学期と比べると、驚くほど変化しました!

1学期は、担任の先生の周りから離れない子どもが多かったですが、ごらんのように、子ども同士の集団がたくさんでき、そこで遊び合う姿が見られました。

この変化に、年少の先生たちもとても驚いて、「園長先生、仲間で遊ぶ楽しさがわかってきましたねー」と言っていました。

その通りです。

年少児は、自己を表現することを運動会の目標としてきましたが、その活動を通して、しっかりと、「仲間と一緒にいる楽しさ」を子ども達が獲得してくれていたんです。

 

 

 

土の中にいた虫を捕まえていました。

土で器をつくり、周りにはえていた花を生ける、華道の先生も出現しました。

 

 

 

学年ごとに時間を区切って遊びましたが、そのたびに、農業法人のお兄さんが、トラクターで土をふかふかにしてくれました。

 

思い思いの遊びをした後は、足をお湯で洗って、帰りましたが、見てください。年長児ともなると、ご覧のようにきれいに長靴を並べることもできます。

このような姿を見ると、先生たちはすかさず「さすが、年長さん」と声をかけていました。

 

今日は、絶好の土遊び日和となりました。

ご家庭には、大変な洗濯をお願いすることとなり、申し訳ありません。

でも、このような子ども達のすてきな笑顔を見ていただけると、許していただけるのかなあと思います。

 

秋の土は春の土と異なり、少し重たくなっていることに気付いていた子や、日陰の土は日向の土より冷たいことを報告しに来てくれた子、場所によって土の粘度が異なることを教えてくれた子、この前の里芋の残りを発見した子と、さまざまな気づきが子ども達それぞれにありました。そして何より、仲間と遊ぶ楽しさを感じてくれたのではないかと思います。

 

「またやりたい」「次はいつある?」、子ども達からたくさんのアンコールをもらいました。3学期は3月に予定しています。