結果ではなく過程に目を向ける!

大人の思うように子どもはなかなかすんなりと成長してくれません。「この前言ったでしょう」、「なんでできないの?こんなこと」などと安易に言っていませんか?
本当にお子さんは成長していないんでしょうか?
大人は往々にして結果にしか目をやっていない場合が多くあります。
「できる」か「できない」かの2通りで判断してしまいがちです。
もっと子どもの「過程」に目を向けてみると意外な子どもの成長に気づくことがあります。

例えば、幼稚園に入園したてのころ、なかなか部屋まで行けなかったとします。最初はクラスの前で「え〜ん、え〜ん」と泣いて、お母さんから離れませんでした。でも次の日はお部屋から少し離れたところでお母さんと離れることができました。
結果だけを見ると門のところで「離れられなかった」ということになりますが、過程に目を向けるとクラスから少しですが門に近づいたところでお母さんと離れることができていますよね。
簡単にいうとこの距離が子どもの成長なんです。「結果だけではなくその過程を見てください」というのはこの距離のところに目を向けてあげてほしいということです。
このわずかな違いがお子さんの成長です。
こんな時には抱きしめて「今日はお部屋から少し離れたところまで我慢できたね。もう少しでお母さんとバイバイできるね」と褒めてあげてください。
わずかな成長を認めることが子どもをやる気にし、勇気を与えることにつながります。