子育てはあせらず急がずゆっくりと

幼稚園に入園するくらいの子どもは大人に対する拒否(反抗)と見通しのない行動(強情)を見せることがあります。これはこの頃の子どもの特徴なのです。この頃の子どもは「自分自身は何をしたいのか?」がわかっていない状態なのです。「自分が何をしたいのか?」、「自分には何ができるのか?」がまだまだ意識できていないということです。
だから「〜〜をしましょう」と言うと「嫌や!」と言っていても本当に嫌なわけではなく、とりあえず嫌だと答えている状態だといっても過言ではありません。この子どもの「嫌や」という言葉を聞くたびにイライラしたり、カチン!と来てしまう方も多いと思います。でもこのようなことを理解して「今の時期はまだ自分のことが十分意識化できていない状態なんだ」ということをわかっていれば、イライラも軽減されるはずです。

このような子どもにしていかないといけないのは「自分が何をしたいのか?」、「自分には何ができるのか」を意識していくようにしていくことです。
あせらず急がず、ゆっくりと気長にいけば必ず到達できるものです。お父さん、お母さんがこのようなことを意識して接すると子どもとの関係がうまくいき、自分の子育てにも自信が持てるようになりますよ。

【この記事はサンケイリビング新聞社の依頼により書いたもので、『あんふぁん12月号のパパとママへのメッセージ』に掲載されました】