子どもにもきちんと理由を説明する

幼稚園入園前や小学校への入学前に子どもに言うことを聞かせようと思って「そんなことしたら幼稚園の先生(小学校の先生)に怒られるで!」って言っていませんか?
これは言ってはならない一言です。
これでは「してはならない理由」を話すことにはなっていません!!きちんとしなければならないのは先生が怒るからですか?そうではありませんね。ただ、先生が怒る!と言えばきちんとやってくれるだろうと思って言われるのだろうと思いますが、これでは逆効果です。理由がきちんと説明できていないというだけではなく先生という権威を道具として使うことで子どもの先生に対する思いをゆがめてしまっています。

親はきちんと子どもにわかるように理由を説明しなくてはなりません。物事には理由があって行為が為され、事象が成立するわけですから、それをきちんと子どもに説明するのが親の役目でもあります。それを「そんなことしたら先生に怒られるで!」と一方的に子どもに行ってしまうことは子どもが理解できるように理由を説明することを放棄している上に先生に対する子どもの思いをゆがめてしまうことになっているのです。
「やってはいけない!」ということを子どもに伝えるにはきちんと理由を話してあげるようにしないと、何度でも同じことをくりかえることになります。
説明するって大切なことです。ぜひ、実行してみてください。