子どもがうまく片付けられるようになるポイント

子どもに片付けさせる上で大切なポイントを5つ紹介します。お父さん、お母さんが少し工夫することで子どもたちも機嫌良く片付けてくれるようになります。



【片付けの位置を決める】
 子どもが迷うことのないように、箱を利用したり、置く場所を決めたりしてみてください。毎回片付ける位置を変えたり、入れ物を変えたりすると子どもは混乱してしまいます。物や物の位置を特定化することで片付けが飛躍的にしやすくなります。

【手間のかからない収納方法を考える】
 子どもだけでも簡単に直せるようなものを考えてみてください。大人の収納のように、箱の中にもう一つ箱がありそこに分類されたものがあって・・・などと複雑なものは難しく、うまくいきません。
 おすすめは色分けしたボックスなどを使うことと、直すものを写真でボックスに貼り付けることです。片付けることが億劫にならないような工夫をしてみてください。

【時間に余裕を持って行う】
 時間が足りないと、結局大人が最後に片付けることになってしまい子どもにガミガミと言ってしまうことになりかねません。子どもは大人のように要領よくできないものなので時間的なゆとりをもって片付けさせるようにしてください。

【片付けを遊びの一部として】
 片付けが遊びの一部となるような誘導の仕方を心がけると案外うまくいくものです。年齢の低い子どもには「片付けしなさい」ではなく、「お人形さんを元の位置に戻してあげましょう」とか「お人形さんは○○ちゃんとたくさん遊んだので疲れたから、もう寝かせてあげましょうね」などのように言葉がけをすると遊びの一部として誘導することができます。複数の子どもで遊んだ場合には「誰が一番早く片付けられるか競争しようか?」などとやってみると驚くほどうまくいきます。
 でも子どもの気分によってうまくいかないこともあります。その時は「もう!!」とガミガミ言ってしまうのではなく、お父さん、お母さんが一緒になってゆっくりと子どものリズムに合わせてやってあげるとうまくいく場合があります。

【できた後は褒めるというご褒美を】
 できた後はおもいっきり褒めてあげてください。その時に「お母さんはとっても嬉しい!」などのように自分自身を主語にして感情を伝えてあげることがポイントです。物的なご褒美ではなく、お父さん、お母さんの感情を言葉とともに行動に乗せて褒めてあげてください。