ばらばらで一緒

人の相性って本当に難しいですよね。たまに自分でもわからないことがあります。でも、よくよく考えてみると実は人が人を気にいるっていうことには傾向があります。
人はまず、類似性から仲良くなります。出身地が同じであるとか、好きな食べ物が一緒とか、趣味が同じとか、そのような共通点から親しさを感じてきます。でも夫婦を考えてみると、どうもこれはあてはまらないなぁっと感じられることも多いかと思いますが、人は共通点が同じという出発で親しくなっても、そこから深く付き合うようになると相補性へと目が移っていきます。「自分にはないものを持っている人に魅かれる」とか年頃の女子が良く言う「尊敬できる人に魅かれる」というのはこのような相補性であると考えられます。

でも、なかなかこの相補性の組み合わせが難しいのです。初めは自分と違う部類の人ですから、なかなか会う機会もありませんし、認めにくい存在でもあります。でも一旦、相手の存在が自分の中に入り、「おやっ、結構いいところがあるのかも?」と思うと打ち解けるのがはやいのではないかと思います。
その際には、「人は自分と違うところがあって当然」という意識を忘れずに、自分の価値観を相手に求めなければ、相補性の意識が働き人間関係がうまく構築できるのではないかと思います。