挑戦する勇気を持たせるには・・・

初めて自転車に乗ったときにみなさんはどうでしたか?
一度もこけずに乗れた方っていないんじゃないかと思います。
僕も小学校1年の春休みに父親に特訓をしてもらって乗れるようになりました。

先日、うちの下の子どももコマなしが乗れるようにと自転車の練習しました。
双子なので、一人をやる気にさせると競争心をもってもう一人もやる気になってくれました。
初めは厳しく後は褒めて・・・を心がけてコーチしました。
まずは頭で理解するよりも少しでも「乗れるようになった!」という実感が大事だと思い、一緒にグリップを握りながら「乗っている」という感覚が実感できるようにしました。
最初は、少し進んではこけ、また少し進んではこけの連続でした。でもちょっとこげるようになると「いいぞ、いいぞ、その調子」、「おしいな〜、そこはそう違うやろ、次はこうして見ろ」「下を向くな、前を向いて運転しろ〜」「そうそう、それでいいんや」と声をかけると・・・

30分ほどで、押してもらうと一人で運転できるようにまでなりました。
すごいですね〜子どもの平衡感覚っていうのは・・・大人だとあのようにはいかないでしょう。


初めて挑戦するもので最初からうまくいくものなんてないですよね。やはり最初は失敗から始まるのです。
失敗して失敗して・・・失敗を繰り返してできるようになるのです。誰も最初からうまくいく人なんていないんです。
だから僕たち大人は子ども達のその時の結果にだけ目を向けるのではなく、行動を起こしたという部分(その過程)に目を向けなければなりません。
つまりこの場合だと「やろうと思ったこと」、「挑戦した勇気」を褒めてあげなければならないのです。

初めて挑戦した結果、うまくいかず、そして親に「おまえ、何やってんねん!!」と言われたら・・・次からはしなくなってしまいますよね。
誰だっていろいろと言われて責められるのはいやですから、子どもも同じです。
 「次もやりたい!」とか「自分でやる!」と子どもが言える環境を整えていくためには子どもの可能性を信じて失敗を責めずに待つ姿勢が私たち大人には必要ではないでしょうか?

そうすることで挑戦する勇気を子どもがもってくれるのではないかな?と思います。