行動に焦点を合わせて褒めてみる

褒め方については、いろいろな方法を「10年後に読んでよかった!」と思える 子育ての本」⇒http://yamanami-kindergarten.jp/enchou/tosho.php?id=57で紹介していますが、褒め下手の方にとっておきの方法を今回は紹介します。
相手の行動に焦点を当てて、その状態を言葉にして褒めるという方法があります。これは相手があなた(もしくは第三者にも使えます)にしてくれた○○を、そのまま言葉にして伝えるという方法です。「○○してくれたんだね。ありがとう」というようにして使います。

例えば、ペンを持ってきてほしいと子どもにお願いしたとします。子どもが「はい、お母さん」とペンを渡してくれたら、「ありがとう」というだけではなく、「◇◇ちゃん、お母さんにペンを持ってきてくれて、ありがとう」というように表現します。やってくれたことを言葉にするだけなので、とっても簡単ですが、子どもにはとても効果のある方法です。自分がした○○は良いことだと子どもも理解しやすくなりますので、使わない手はありません。この時に、必ず言葉だけではなく、非言語メッセージである表情や声のトーンも感情と一致させてほめることを忘れないようにしてください。