2学期の耕耘後土遊び

2学期の耕耘後土遊びを実施しました。

学期に1回のペースで土遊びを実施していますが、本当に子ども達はこの遊びが大好きです。今回は、雨で1度、延期になっているので、その分、子ども達のワクワク感はいつも以上でした。

前週にしっかりとした雨が降ったため、今回の土はいつもより少し湿っぽい土でした。

しかしそれが子ども達には新鮮だったようで、いつもとは少し遊び方が変わりました。今回のように少し湿っぽい土では、いつも以上に団子作りが盛んにおこなわれました。そして艶のある、泥団子を一生懸命作る子どももいました。一方で、さらさら土のように寝転がったり、ゴロゴロと回転したりする子どもはあまり見かけませんでした。子ども達もこの少しの変化を感じ、その状況に合わせた遊びをしていることに感心しました。

11月の下旬になり、急にさむくなったため、寒さ対策として、現地でお湯を沸かし、遊んだ後には、そのお湯で足や手を洗いました。子ども達からは「温泉みたい」「お風呂や」と湯気が出ている状態を楽しんでくれていました。

年長児からは、「もうこれで終わりなの?小学校に行ってもしたい」という声も聞かれました。私たちは、子ども達のこの「お代わり」の声が大好きです。年長児には卒園前にもう一度あることを伝え、大きな歓声のもと、今年度の2回目の耕耘後土遊びを終えました。

保護者のみなさん、今回は洗濯が大変だったと思いますが、その汚れは子ども達が遊び込んだ証だとご理解ください。ご協力ありがとうございました。

少し褒め方を変えるだけで、劇的に効果のある褒め方

子どもを褒める際に「短所や欠点に対して寛容になりましょう」と言われることがあります。例えば、A君がすごく勉強のできる子どもであったとすると、多くの大人は、「勉強ができてすごいね。また100点取ったの」などのように言って褒めます。一方で、テストで悪い点を取った場合には、「もっと勉強しなさい。いつもこんな点ばかりとってどうしようもない子ね」などと言ってしまいます。
しかし、「短所や欠点に寛容になる」とは、後者のような場合、「勉強はあまりできないかもしれないけど、運動が良くできるよね」などとその子の「良さ」をみつけて褒めることを指します。このような褒め方をすると、「私は勉強ができないけれども、私には良いところがある。勉強ができなくても大丈夫。」など感じ、前向きにそして肯定的に物事をとらえることができるようになります。人は誰にでも長所と短所を持ち合わせています。短所をどう評価するかで、受け手の印象はかなり変わるものです。親は子どもの短所に目が行きがちですが、それを逆手にとって、短所だけを口にして指摘するのではなく、長所を同時に見つけて褒めるということを心掛けるようにしてみてください。そうすることで、子ども達の自己肯定感はきっと育っていくでしょう。

年中児による屋上花壇の花植え

本日、年中児がクラスの花を決め、屋上園庭の花壇に花を植えました。

といっても、年長児のようには、すべてを自分たちでできないので、花を植えるのは先生がしました。しかしながら、クラスの花は子ども達で話し合い、決めました。少しずつ、他人の気持ちを推察する力(心の理論と言います)が身についてきている年齢の子ども達なので、もめることなく、クラスの花が決定しました。ゆり組はキンギョソウ、ばら組はサクラソウひまわり組はストックに決定しました。

今日までに用務員のおじさんが屋上園庭の花壇も整備してくれていたので、植え替えはスムーズに行えました。先生が子ども達にそれぞれのクラスの花を実物を見せながら紹介し、クラスのみんなが見守る前で花株を植えていきました。その後は、屋上園庭にある、雨水タンクからの水を順番にジョウロに入れ、水をやっていきます。

今日から一週間、雨が降らないらしいので、しっかりと水をやってくれました。

子ども達の中には、自分たちのクラスの花を植えたのが嬉しかったのか、お迎えに来られたお父さんやお母さんに見せたがる子どももいました。

クラスの花を決め、植え替えだけをするのではありません。これからは、水をやりに屋上園庭に行ったり、花の生長を観察しに行ったりもします。

今は、蕾の状態や、3分咲き程度の花も、これから寒くなるにつれて、少しずつ大きくなり、春になると、大きな花を咲かせてくれます。

年長児になるころには、子ども達も今日のことを思い出し懐かしく思ってくれるでしょうか?

年長児による花壇の植え替え

春に植えた花の花期が終わりになったので、花壇の植え替えを行うことにしました。

昨年に引き続き、園庭の花壇は年長児が自分たちで花を選び、そして植え替えます。

私たち保育者はまさに援助をする役割です。

今年は、パンジー、ノースポール、アリッサムに決定しました。

先だって、年長児が春の花を抜いた花壇を、用務員さんが土をひっくりかえし、肥料を施し、整地してくれました。

この花壇に合うように花株を120株用意しました。40株×3種です。

子ども達が植えやすいように、ひもで花壇にラインをひき、植えるポイントにマークをしました。このようにすると、年長児ぐらいの年齢の子どもであれば、ある程度、きれいに植えることができます。

植え方の説明を聞き、一人一人が花株をもらい、植えていきました。

植え終わると、自分たちのジョウロで水をしっかりとやりました。

土の状態が夏とは異なることを聞き、花に与える水の量も加減することを先生から教わりました。

植えたらおしまいではなく、これから毎日、花の様子を観察していきます。自分たちが卒園するときには、大きく育ってくれることを祈り、花の植え替えを終了しました。

花壇には、それぞれのクラス名と花の名前が記されたプレートがささっています。年少中の担任からも年長児が花壇の植え替えをしたことを伝え、年少中児と花壇の花がつながっていくようにしています。こうすることで初めて子どもにとって、花が「環境」として意味あるものになっていきます。

十五夜の月は満月でした

みなさん、昨日は月を見られましたか?

外に出た時に月の明るさにびっくりしました。

写真をすぐに写真を撮ろうと思っていましたが、忘れてしまい、真夜中の撮影となりました。月は天高くにあり、少し雲がかかっていましたが、それでも真ん丸なお月さんでした。

 

中秋の名月

今日の月は、中秋の名月です。

旧暦の8月15日の夜(十五夜)に見える月を「中秋の名月」と呼びますが、2023年は今日が、その日になります。「♪十五夜、お月様~♪」として歌にもなっており、今でも親しまれています。

子ども達に、そのことを話し、ご覧のように園の事務所前には、「はぎ」、「すすき」「ひがんばな」を生けて、子ども達がいつでもみられるようにしています。そして、その横には、乳児クラスの子ども達が作った「団子」もそなえてあります。

本日の朝の会では、誕生のお祝いの後に、中秋の名月のことを子ども達に話し、「今日の夜は、お月さまを見てね」と伝えています。

幼稚園では、このような日本の伝統や文化を伝えていく役割があります。文化や伝統、風習がこのようなことをきっかけにして、子ども達の心に残ってくれると良いですね。

今年の中秋の名月は満月になるそうです。

ぜひ、家族でご覧ください。

 

珍しい植物を子ども達に・・・

今日は子ども達に珍しい植物を紹介しました。

それは、最近見なくなった「オジギソウ」です。

昨年度卒園された家庭から、たくさんのオジギソウの種をいただきました。

本ブログでも紹介しましたが、僕たちはその種をひそかに屋上に蒔いていました。

その様子はコチラをご覧ください。

ある植物の種を蒔きました - 園長の部屋 (hatenadiary.org)

しかしながら・・・・

今年の夏は異常な暑さで、灌水システムが整っている屋上の芝生も枯れてしまったほどです。そんなことで、屋上では、残念ながらオジギソウは育ちませんでした。

残念!!と思っていたところ、鉢植えのオジギソウがひっそりと芽吹いてくれたではありませんか!

大事に大事に育て、ご覧のように見事に大きく広がってくれました。

そして、とうとう本日、子ども達に「オジギソウ」を紹介しました。

クラスみんなで見に来てくれ、先生から「オジギソウ」についての話を聞きます。その後、「あ~ら不思議」触ると、葉っぱが縮む姿に、子ども達の興味関心はMAXになりました。触ってもしばらくすると、元に戻る姿を不思議に思う子どもや、早く触りたいので、「1,2,3・・・」と数えだす子どももいて、それぞれの興味関心具合を各々の言動で示してくれました。

そして、葉の不思議さだけではなく、花のきれいさにも目をやる子どももいて、初めて見る「オジギソウ」はあっという間に子ども達のアイドルと化していました。

降園後には、「オジギソウ」のことを帰りながら保護者の皆さんに話している子どもがとても多くいたようです。

「オジギソウ」を介して、子ども同士がつながっていったり、家庭での会話の話題になったりしてくれると嬉しいなぁっと思います。

 

昨年度、卒園されたSさん、ありがとうございました。この場をお借りしてお礼、申し上げます。