里山に遊びに行きました!

昨年度より実施している、里山での落葉拾い・自然観察に行ってきました。この活動は、今年最後のやまなみ自然活動プログラムで、交野の里山を丸一日、貸切って行っています。

当園よりも少し山手にあるだけで、気温が違います。少し肌寒いかも?と準備で到着した時には思いましたが、寒いのは安全を見守る役目の僕たちフリー教員だけで、子ども達は、色々な遊びを見つけて、遊びまわり、寒さなんてなんのその、というような感じで楽しんでくれました。

さて、この里山での自然観察では、自然に触れ、散策するだけではありません。自然物を使った造形あそびができるように、さまざまな用具を園から運んでいきました。

保育者からの誘いもあり、造形遊びの周りには子ども達がわんさかと集まってきました。しかし、遊びを観察していると、学年によって人気のある遊びが異なります。学年が低いほど、自然物を見つけては袋に入れ、歩き回る姿が中心でしたが、学年が上がってくると造形物を何かに見立てて集めたり、色や形をたよりに自然物を集める姿がありました。

栗の木も里山にはたくさんあり、イガを集める子どももいました。イガを持って帰る子どももいますが、これは自分が関心を持ち、思いをもって持ち帰ったものなので、保護者のみなさん、どうぞ温かい目でお願いします。

あっという間の一日で、「もっとしたい~」という声が子ども達から多く聞こえてきましたが、帰宅する時間があるため、園に帰らなければなりません。十分な時間ではなかったかもしれませんが、秋の自然に触れることで、色々な驚きや気付きがあり、自分なりの楽しみを見つけられた一日になったのではないかと思います。

年中児の保護者のみなさん、年中児の際には、僕は安全管理のポジションで子ども達を見ていたので、十分な写真が撮れませんでした*1。申し訳ありませんが、年中児の様子は後日、アップされるインスタでお楽しみください。

*1:+_+

秋のやまなみ自然活動プログラム

やまなみ自然活動プログラムが続いていましたが、出張等が続き、十分な時間が確保できず、活動内容をお知らせできままになっていました。少し時間ができたので、まとめてプレイバックしてお知らせします。

まずは、10月末に実施した里芋の葉っぱ遊びです。これは里芋の葉っぱの特性を活かした遊びをするものです。ジョウロで水をかけてもびくともしません。また、葉っぱをさかさまにして帽子に見立てたり、お面にしたりと形状を活かしてさまざまな遊びを行いました。

この活動では同時に、匂いを嗅ぐ体験もしています。農園になっている「ゆず」と「柿」の匂いを嗅ぎました。ゆずは絞った果汁を容器に入れ、みんなで嗅いでみました。大人にとってはとても香しいものですが、子ども達にはとても酸っぱく映ったようで、「すっぱい」「レモンみたい」という声が方々から聞こえてきました。柿は見たことがあっても匂いを嗅いだことのない子どもが多く、初めての柿の匂いに「甘~い」という声が多数聞かれました。物を見たことがあっても匂いだけに集中して捉える機会は多くはないですよね。子ども達には嗅覚を刺激する活動が、とても新鮮に映ったようです。

次は今年から始めた花観察です。秋はコスモスです。コスモスが一番好きだという声は女性、特に中高年の女性からよく聞きます。当園の先生もご多分に漏れず、コスモスの花は大人気でした。みてください。コスモスの花束に囲まれた先生たちを・・・(笑)・・・

コスモスの花はしばらくの間、園に飾られ、園を華やかにしてくれました。コスモスは花瓶にいけると1週間ほどの日持ちでしたが、枯れては新しいものに取り換え、約1か月間、園を明るくしてくれました。花観察では、花のトンネルの中で写真を撮ったり、花の匂いを嗅いだり、コスモスの花でプロペラを作って飛ばしたりもしました。今までとは異なる自然物での遊びは、現代の子どもにとってはとても新鮮に映ったように思います。多くの子どもが嬉々として楽しむ姿に、「やってよかった」と心底思いました。

今年の里芋収穫祭では、同日にコスモス畑を開放しましたが、花畑で写真をとったり、花を摘んだりして楽しんでもらえたようです。来年も同じような花畑を農業法人にお願いすることにしています。来年も楽しみにしておいてください。

11月になって、玉ねぎ植えとコンポストでの肥料作りの最終回を行いました。玉ねぎ植えは、農業法人のお兄さんがきれいにマルチングをして、植えるところに穴をあけてくれていたので、楽々でした。2歳児も上手に植えることができました。来年の6月には丸々と太った玉ねぎになってくれることを祈り、植えた後にみんなで「大きくな~れ」と言っていたのが、繰り返し言い続けると、いつ間にやら、「おいしくな~れ」に変化している様子があり、先生たちの間で笑いが起こりました。お祈りのように植えた玉ねぎが、大きくそしておいしくなってくれればいいですね。

同日には、年中児はコンポストで作った肥料をみんなで見に行きました。コンポストからあふれるぐらいあった草がペシャンコになり、しかも土のように変化している姿に多くの子どもは驚いていました。これらは緑肥と呼ばれるもので、匂いはさほどきつくはありませんが、多少肥料の匂いがします。「くさい、くさい」と言いながらもみんなで肥料を袋詰めしました。全部で30キロの袋が4つでき、これらは園に持って帰って、屋上の花壇やプランターの土肥料として使用しました。

そして、次は今年から始めた大根収穫です。種を蒔いて、大きく育った大根を、収穫しに行きました。昨年度は、ほうれん草をしましたが、昨年のほうれん草は、たまたまうまくいったようで、他所で植えられた農業法人のほうれん草は、うまく育たなかったようです。そのようなことから、今年はほうれん草を大根に変更しました。数か月前に年中長で小さな種を植えましたが、それが、ご覧のように巨大な大根となりました。子ども達もその生長ぶりに驚きを隠せません。「でかい」「でかすぎ~」といった声がこだましました。そして、いざ、収穫となった時には、先生から収穫の仕方を聞いて、自分の力で抜きました。見てください、子ども達の顔を。写真からでも「やったで~」という声が聞こえてきそうです。

今秋は、暑かったり寒かったりと、気温が一定でなかったために、急激に大根が生長しました。そのため、予定よりも早く収穫することにしましたが、急な成長のために、ひょっとしたら、収穫した大根の中に「す」が入っているものがあったかもしれません。「す」とうのは、内部に大きな穴が開き、ドーナツのようになる現象です。概ねこれは、急激な生長による水分不足が原因だと言われ、食するには問題ありません。収穫した大根の中には、先っぽが複数に分かれていたり、ねじれていたりしたものがありました。それらを一定期間、園前に掲示して、皆さんに見てもらえるようにしました。子ども達にもおもしろ大根が好評で、大根の前で、笑い声が多く聞かれました。

2学期の耕耘後土遊び

2学期の耕耘後土遊びを実施しました。

学期に1回のペースで土遊びを実施していますが、本当に子ども達はこの遊びが大好きです。今回は、雨で1度、延期になっているので、その分、子ども達のワクワク感はいつも以上でした。

前週にしっかりとした雨が降ったため、今回の土はいつもより少し湿っぽい土でした。

しかしそれが子ども達には新鮮だったようで、いつもとは少し遊び方が変わりました。今回のように少し湿っぽい土では、いつも以上に団子作りが盛んにおこなわれました。そして艶のある、泥団子を一生懸命作る子どももいました。一方で、さらさら土のように寝転がったり、ゴロゴロと回転したりする子どもはあまり見かけませんでした。子ども達もこの少しの変化を感じ、その状況に合わせた遊びをしていることに感心しました。

11月の下旬になり、急にさむくなったため、寒さ対策として、現地でお湯を沸かし、遊んだ後には、そのお湯で足や手を洗いました。子ども達からは「温泉みたい」「お風呂や」と湯気が出ている状態を楽しんでくれていました。

年長児からは、「もうこれで終わりなの?小学校に行ってもしたい」という声も聞かれました。私たちは、子ども達のこの「お代わり」の声が大好きです。年長児には卒園前にもう一度あることを伝え、大きな歓声のもと、今年度の2回目の耕耘後土遊びを終えました。

保護者のみなさん、今回は洗濯が大変だったと思いますが、その汚れは子ども達が遊び込んだ証だとご理解ください。ご協力ありがとうございました。

少し褒め方を変えるだけで、劇的に効果のある褒め方

子どもを褒める際に「短所や欠点に対して寛容になりましょう」と言われることがあります。例えば、A君がすごく勉強のできる子どもであったとすると、多くの大人は、「勉強ができてすごいね。また100点取ったの」などのように言って褒めます。一方で、テストで悪い点を取った場合には、「もっと勉強しなさい。いつもこんな点ばかりとってどうしようもない子ね」などと言ってしまいます。
しかし、「短所や欠点に寛容になる」とは、後者のような場合、「勉強はあまりできないかもしれないけど、運動が良くできるよね」などとその子の「良さ」をみつけて褒めることを指します。このような褒め方をすると、「私は勉強ができないけれども、私には良いところがある。勉強ができなくても大丈夫。」など感じ、前向きにそして肯定的に物事をとらえることができるようになります。人は誰にでも長所と短所を持ち合わせています。短所をどう評価するかで、受け手の印象はかなり変わるものです。親は子どもの短所に目が行きがちですが、それを逆手にとって、短所だけを口にして指摘するのではなく、長所を同時に見つけて褒めるということを心掛けるようにしてみてください。そうすることで、子ども達の自己肯定感はきっと育っていくでしょう。

年中児による屋上花壇の花植え

本日、年中児がクラスの花を決め、屋上園庭の花壇に花を植えました。

といっても、年長児のようには、すべてを自分たちでできないので、花を植えるのは先生がしました。しかしながら、クラスの花は子ども達で話し合い、決めました。少しずつ、他人の気持ちを推察する力(心の理論と言います)が身についてきている年齢の子ども達なので、もめることなく、クラスの花が決定しました。ゆり組はキンギョソウ、ばら組はサクラソウひまわり組はストックに決定しました。

今日までに用務員のおじさんが屋上園庭の花壇も整備してくれていたので、植え替えはスムーズに行えました。先生が子ども達にそれぞれのクラスの花を実物を見せながら紹介し、クラスのみんなが見守る前で花株を植えていきました。その後は、屋上園庭にある、雨水タンクからの水を順番にジョウロに入れ、水をやっていきます。

今日から一週間、雨が降らないらしいので、しっかりと水をやってくれました。

子ども達の中には、自分たちのクラスの花を植えたのが嬉しかったのか、お迎えに来られたお父さんやお母さんに見せたがる子どももいました。

クラスの花を決め、植え替えだけをするのではありません。これからは、水をやりに屋上園庭に行ったり、花の生長を観察しに行ったりもします。

今は、蕾の状態や、3分咲き程度の花も、これから寒くなるにつれて、少しずつ大きくなり、春になると、大きな花を咲かせてくれます。

年長児になるころには、子ども達も今日のことを思い出し懐かしく思ってくれるでしょうか?

年長児による花壇の植え替え

春に植えた花の花期が終わりになったので、花壇の植え替えを行うことにしました。

昨年に引き続き、園庭の花壇は年長児が自分たちで花を選び、そして植え替えます。

私たち保育者はまさに援助をする役割です。

今年は、パンジー、ノースポール、アリッサムに決定しました。

先だって、年長児が春の花を抜いた花壇を、用務員さんが土をひっくりかえし、肥料を施し、整地してくれました。

この花壇に合うように花株を120株用意しました。40株×3種です。

子ども達が植えやすいように、ひもで花壇にラインをひき、植えるポイントにマークをしました。このようにすると、年長児ぐらいの年齢の子どもであれば、ある程度、きれいに植えることができます。

植え方の説明を聞き、一人一人が花株をもらい、植えていきました。

植え終わると、自分たちのジョウロで水をしっかりとやりました。

土の状態が夏とは異なることを聞き、花に与える水の量も加減することを先生から教わりました。

植えたらおしまいではなく、これから毎日、花の様子を観察していきます。自分たちが卒園するときには、大きく育ってくれることを祈り、花の植え替えを終了しました。

花壇には、それぞれのクラス名と花の名前が記されたプレートがささっています。年少中の担任からも年長児が花壇の植え替えをしたことを伝え、年少中児と花壇の花がつながっていくようにしています。こうすることで初めて子どもにとって、花が「環境」として意味あるものになっていきます。

十五夜の月は満月でした

みなさん、昨日は月を見られましたか?

外に出た時に月の明るさにびっくりしました。

写真をすぐに写真を撮ろうと思っていましたが、忘れてしまい、真夜中の撮影となりました。月は天高くにあり、少し雲がかかっていましたが、それでも真ん丸なお月さんでした。