子どもがおもちゃをねだったら・・・

おもちゃ屋の近くを通るとあれがほしい、これがほしいと言い出し、お子さんがその場から離れないことがありませんか?
みっともないからと言ってついつい買い与えていませんか?
おもちゃを買い与えるのが悪いということではありません。でも我慢させずに、駄々をこねると何でも思い通りにしていたのでは幼稚園のような集団の場に入った時に他の子どもと一緒に活動したりすることができなくなってしまいます。すぐにかんしゃくをおこしたり、かみついたり、ひっかいたりといった行動に出てしまうことにもなりかねません。
子どもの気持ちに寄り添うことは必要なことですが、子どもが要求することすべてにOKしてしまうのも考えものです。(ここで言う「子どもが要求すること」とは物を買い与えるなどの物的な要求です。愛着を形成するための心理的な要求は含まれませんのでお間違えなく・・・)

我慢させるということは幼児期にはぜひとも養っておきたい気持ちです。我慢できない子どもは将来、自己中心的(ここで言う「自己中心的」とは世間一般で言われるジコチュウです)で人の気持ちを考えられない人間に育ってしまいます。
だからといってなんでもかんでも駄目だというのではなく、「どうして買ってほしいのか?」「どうしてこれが今、必要なのか?」を子どもに聞いて判断してみてください。判断の基準は家庭によって異なるでしょうが、今、そのものが子どもにとって必要なものかどうかという視点で判断されるとよいのではないかと思います。