子どもに片付ける習慣が身につくことを願って

小さい子どもを持つ親の悩みの一つとして挙げられるのが、片付ける習慣を身につけさせたいということがあります。
「何度言っても片付けないんです」という声を聞くことがありますが、子どもが片付けられるようになるには、まずは大人の側の準備が必要となります。
そのあたりについては、拙著「10年後に読んでて読んでてよかった!と思える子育ての本」に書いていますが、それと同時に大切なことがあります。

それは、「散らかっていると気持ち悪い」という感覚を子どもが持つことなのです。きれいな状態を気持ちがいいものと理解するようになると、子どももきれいな状態を好むようになります。口うるさく言うだけでは、子どもの感性を育てることはできません。一緒に片付けるなどして、「片付いていると気持ちいいよね」というような言葉を子どもにかけるなどして、幼児期は感性を育てることを中心に添えた方法をしてみてください。すぐには結果が出る方法ではありません。幼児期ではなかなか自分から片付けるようにはならないでしょうが、きっと青年期になった時に、片付けられる子どもになっていきます。