セミの抜け殻を取りに行きました

夏休み真只中。
近くの団地内の公園からはうるさいぐらいのセミの鳴き声が聞こえてきます。
公園の地面では至る所に、セミが地中から抜け出してきた穴が開いていました。
そんなことから、昨日は、預かり保育の子ども達とセミの抜け殻取りに行ってきました。
セミ取りではなく、セミの抜け殻取りです。(幼稚園児にはセミはなかなかつかまってくれません。)
年長児がリーダーとなりグループに分かれて、虫取り網で木の枝についているセミの抜け殻を取りました。

約束事を話し、みんなで協力することの大切さを話し出発しました。
見本を見せると、年長児は次から次へと自分たちで抜け殻を見つけ、網をつかって上手に取っていきました。5歳ともなると意外と要領よく取ることができます。
「あこにある」「ここにもある」「とれた」「うわー、大きい」静かな団地では、セミの声とともに、子どもたちの元気な声がこだましていました。

最初は触るのさえ怖がっていた年少児も、年中長児の活発な姿を見て、少し緊張しながらも「見せて、かして」と寄ってきます。そしていつの間にか、手に持つことができていました。
一緒に網をもってとっている姿、年長児が年少中児に網を貸している姿、取った抜け殻を見せ合いっこしている姿、年長児が年少児に抜け殻をあげている姿。さまざまな子ども同士の関わりが見られました。子どもと子どもがセミの抜け殻によってつながっていきました。

セミの抜け殻を見た保護者はさぞかしビックリされたのではないかと思います。でもこれによって子どもの関わりが広がり深まっていったので、ご容赦ください。
子ども達にとっても夏の思い出になったのではないかと思います。来年もまた一緒に行ってみたいと思います。