なんでもかんでも褒めてしまわない

「うそでもいいから褒めよ」というようなことを言う方がいます。このようなことを言われる方は褒めることの効果を実感している方だと思います。
でもこれでいいんでしょうか?僕は「おおいに褒めてあげてほしい。でも褒めすぎるのはよくない!」と考えています。
どういうことなんでしょうか?つまり、「褒めるような出来事があれば、大げさなぐらいしっかりと子どもを褒めてあげてほしいのです。でもその一方でなんでもかんでも適当なものまでを褒めてしまうのはいかがなものか」ということです。

「褒めて子どもを育てよう!」とよく言われます。これは決して間違ったことではありません。僕も大いに賛成です。
実際に子どもたちと接していて褒める効果を実感しています。しかしながら、意味もなく簡単に褒めてしまうことでその効果がなくなってしまう、もしくはマイナスになってしまいまうということも実感しています。
子どもにとっては適当にしていたのに、それが褒められたら、子どもはそれ以上の努力はしなくなってしまいます。「こんなのでいいんだ」ということになってしまいます。ごまかしは子どもをダメにしてしまいます。
大切なのはなんでもかんでもほめたらいいのではなく、褒めるところを見つけたら思いっきり褒めてあげることが大切なのです。

褒めるところを見つけてあげようという姿勢は親にとって必要なものですが、適当になんでもかんでも褒めてしまうのではないということです。良いところをみつけたら大いに褒めてあげてください。