寒さに負けずに・・・

最近めっきりと寒くなりましたが、やまなみ幼稚園では、12月より水曜日を除く毎日、全園児がマラソンをしています。
年が明けて1月より距離を伸ばし、年長クラスは近くの団地の周りを1周します。始めた当初は、「寒いからいやだ」と言っていた子どもも、今では元気に走ってくれています。

幼稚園教育要領の中に「健康」という領域があります。主に運動や安全などについて書かれていますが、その中で、「様々な遊びの中で、幼児が興味や関心、能力に応じて全身を使って活動することにより、体を動かす楽しさを味わい、安全についての心構えを身に付け、自分の体を大切にしようとする気持ちが育つようにすること」という文言があります。

体を動かして運動していればよい、というのではなく、幼児期には体を動かすことで意欲や心情が育たなければならないことも私たち保育者はきちんと理解していなければなりません。嫌がっているからさせないのではなく、また、嫌がっているのを無理やりさせるのでもなく、嫌がっていても、やろうという気を起こさせてあげることが大切なのです。
このことは幼児教育に携わる者とし忘れてはならないことです。

後1か月続きますが、マラソン活動を通して子ども達の体と心が育っていってくれることを願います