本日、朝顔を年長児が植えました。
自分で育てる体験をします。「大事にしなさい」「やさしくしなさい」と言葉だけでは子どもの心は育っていきません。植物を育てることが「大切にするとはどうすることなのか」「大切にするとどうなるのか」ということを、体験をもって学ぶ機会になります。
草花を栽培することの幼児への利点としては、
・遊びや制作の材料となる（朝顔の色水あそび）
・短い期間でもその一生を観察できる
・季節感が分かる
があげられます。
【土の入れ方の説明を受けます】
しかし、植物だから何でもよいというのではありません。当園では下記のような理由で朝顔を選んでいます。
①子どもでも育てやすい
②子どもでも知っていて親しみやすい
③トゲなどがなく安全
④夏休みまでに花が咲き、夏休み中でも家で観察できる（種をまいて早く花がつき、花期が長いもの）
⑤観察するだけではなく、花を活用して遊べる
【グループのわかれて土入れをします】
【説明を受けて種を入れます】
「子どもが○○になってほしい」だけでは子どもは育ってくれません。「子どもが○○になるためにはどうしたらよいのか」を私たち、やまなみ幼稚園では十分考えて保育に取り組んでいます。きちんと保育の中に「ねらい」を定め、意識して計画的に保育をすすめていかなければ保育者が思う育ちが子どもには現れません。子どもの育ちを願い子どもたちにとって意味のある環境を幼稚園が提供するためには保育者がきちんとねらいをもって保育をすることが大切だなぁっとつくづく感じます。
【最後は自分たちで願いを込めて水をあげます】
