花観察とコンポスト肥料づくり

やまなみ自然活動プログラムの一環として、本日、年少以上の全学年は、ワイルドフラワーの観察とクローバー探しに行きました。

年中児は、それらにプラスして、コンポストでの肥料作りも行いました。

まずは、花観察とクローバー探しを紹介します。

初夏に咲く花々の種を蒔いて、先月末はきれいな花が咲いていましたが、先だっての大雨で背丈のある花は倒れてしまいました。しかしながら、ご覧のように、デイジーやわすれなぐさなどが、しっかりと咲いて、子ども達を待ち受けてくれていました。

先生たちが用意した、春~夏の花の写真やポケット図鑑を頼りに子ども達は花観察を始めました。花の色だけではなく、さまざまな形があることや匂いがあることに気付く子どももいました。6月22日の夏野菜収穫まで、花畑はキープしておくため、花畑には入れませんでしたが、通路わきにある花に触れたり、花を摘んだりして楽しみました。

ご覧のようにクローバーはたくさん畑一面に生えていました。そこで、みんなで四葉のクローバーを探そうということになり、年少~年長の子ども達は必死になってクローバーを見つめ、探しはじめました。四葉のクローバーの意味を、事前に担任の先生から聞いていたせいか、子ども達のまなざしは真剣でした。最初の学年であった年長児では残念ながら探すことができませんでしたが、年中児では、四葉が2つ、五葉が1つ見つかりました。見つかった時の先生たちの喜びようは子ども達以上でした。

四葉が見つからなかった学年でも、クローバーの花の色の違いや、大きさ、形の違いなどに気付き、見せ合う姿が見られました。

 

花観察とクローバー探しの合間に、以前に植えた夏野菜の観察も行いました。

ご覧のようにナスとピーマンが順調に育っていました。この前の大雨にも耐えてくれました。一方で、オクラは大雨の時に花が咲いていたようで、せっかく受粉したものが、雨で流されてしまい、今、ようやく次の花を咲かせている状態でした。来週の収穫に間に合うかな~という感じです。

ピーマン

ナス

オクラ

夏野菜の観察

年中児は、今年より取り組んでいるコンポストでの肥料作りも行いました。

先月に行った時は青々としていた草が、茶色になっている姿に驚く様子が見られました。今日は、コンポストの中に堆積している草をひっくり返す作業を行いました。

コンポストの中身

 

クラスごとにみんなで協力して、堆積した肥料の元を新しいコンポストに移していきます。こうすることで堆積しているものがひっくり返されることになります。そして、分解を促すために、農業法人のお兄さんが用意してくれていた堆肥を促してくれる土を、バケツにつめて運びます。

 

「重い、重い」と言いながらも運び終え、コンポストの中に土を投入していきます。

農業法人のお兄さんの助けをかりながら、運んだ土と草を混ぜていきます。

この中にいる微生物が草の分解を助け、栄養豊かな肥料にしてくれます。

肥料として使えるようになるには、半年ぐらいかかるようなので、これらのコンポストの草等が肥料として使えるようになるのは秋ぐらいでしょうか。

 

花観察の時に摘んだ花は、園に持ち帰り、各クラスにいけました。

園の玄関には、ご覧のように摘んだ花を皆さんに見てもらえるようにしました。

余談ですが、花畑の通路には、小さな穴から、オケラが顔をのぞかせていました。

子ども達の知っている「手のひらを太陽に」の歌にはオケラが登場しますが、オケラを見るのは初めてだったようで、あっという間にオケラが子ども達に囲まれるという一幕もありました。

保育参加に来られたお母さん方も一緒に、花観察にも来ていただきました。

とても暑い中でしたが、一緒に子ども達と活動していただき、ありがとうございました。子ども達の良い思い出になったのではないかと思います。