メタ認知的行動による良質な保育

人間はコンピューターなどの機械とは違い、自分の置かれている状況や以前との知識量の違いなどの諸条件によって、同じ問いであってもその状況によって答えが変わってしまいます。これでは常に正しい答えを出すことができないので、正しい答えを出すには自分自身をチェックする必要があります。このような自分の答えが正しいのかどうかチェックするのがメタ認知という考え方です。このように自分自身を客観的に捉えることで自分自身のゆがみを修正していくことができれば、人間はどんどん良い方向に成長していくものと考えられます。このように自分自身を客観的に見て自己の認知状態をチェックし、自己修正するような行動はメタ認知的行動と呼ばれます。自分自身を客観的に分析し、修正することで自分自身の弱い部分を補強し、定着させることになるわけですが、このような思考で物事にあたると人間としてどんどん成長していくことになります。

先生達にもまずは、園の教育方針の方向性について共通理解を求め、誰もが同じベクトルで進むことができることが、良質の教育を提供していく最低条件となります。しかし、それだけでは進歩がありません。先生一人一人がこのようなメタ認知的行動が取れることにより、幼稚園自体がさらに成長していくことになり、常に良質の保育を実践していくことが可能となるのではないかと思います。当園では継続的に園内研修を行い、一人一人が、誇れるやまなみ幼稚園の一員であり、自分の頑張りが子ども達に還元されるという思いで日々保育を行っています。

先生の学びについてはこちらをクリックしてください⇒
http://yamanami-kindergarten.jp/learn.php